バーベキューと焼肉って、どちらもその場で肉を焼いて食べますね。
違いといえば、「野外」で食べるか「屋内」で食べるかの差だと思っていませんか?
ですが、実は全然違うんです。
もっと奥が深い違いがあるので、1分でわかりやすくまとめてみました。
「焼肉」と「バーベキュー」の違い
焼肉とは
まず、焼肉って何なのかをまとめたいと思います。
焼肉には2つの意味があります。
①肉を、直火で焼きながら食べる料理のこと
②肉を炙って焼いた料理全般のこと
みなさんも、どちらの場合でも”焼肉”と呼んでいると思います。
ですが、本来の”焼肉”をあらわしているのは①番なんです。
日本人という民族は、”素材の味を大切にする”こころがあります。
牛肉も豚肉も、薄切りにして軽く炙る程度で「焼きながら食べること」で素材の味を楽しむことができました。
その微妙な脂加減やほのかな甘みは、焼きすぎは禁物ですよね。
また、お刺身とかもまさに、素材の味を楽しむ食文化だということができると思います。
では、②番の意味は何なのでしょうか。
実はコレ、「バーベキュー」の日本語訳なんです。
つまり、日本語では”バーベキュー”と”焼肉”の境目があまりないんですね。
バーベキューとは
では次にバーベキューを説明していきますね。
欧米人は、日本のような薄切りの肉と違って大きな分厚い塊の肉(時に丸焼き)を好む傾向があります。
これはまさに、狩猟民族である彼らの伝統食文化ですね。
なので、じっくり時間をかけて炙り焼いたり、燻して調理をすることになります。
(※バーベキューが屋外で行われることが多いのは、調理時間が長く煙の量が多いので、バルコニーや庭、また公園や河川敷といった野外で調理することが多かったからです)
そして、出来上がった料理は切り分けてお皿に盛り付けてから、そのまま屋外でみんなで食べます。
つまり、バーベキューのポイントは、「調理されたものを食べる」ということなんです。
ここが焼肉との大きな違いとなりますね!
みんなが思ってる”バーベキュー”の本当の名前は?
このようにバーベキューと焼肉を比べると、1つ疑問が浮かんできますよね。
上の画像のように、バーベキューって、その場で焼いて食べるけど、これって”焼肉”ってことじゃないの?と思うかもしれません。
そうなんです!
実はこのスタイル、本当は「焼肉」に近いんです。
ですが、みなさんのほとんどの方は、これを「バーベキュー」と呼びますよね。
日本では、「外で食べる=バーベキュー」と呼ばれているのが広く定着してしまってるので、修正は難しいのが現状です。
それならいっそ、”日本式バーベキュー”と呼んでも良いかもしれませんね。
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