ほとんどの人が間違った意味で使っている、40の日本語

ほとんどの人が気がつかずに、本来の意味とは全然違う意味で使っている言葉って、意外にたくさんあるんです。

特に「失笑」なんてほとんどの人が、「小馬鹿にして笑う」「軽蔑して笑う」と思っていると思います。ですが本来は、「思わず笑い出すこと。おかしくて、つい噴出してしまうこと。」という意味なんです。

ここでは、大半の人が使い方を間違っている言葉をまとめてみました。あまりの多さに驚くと思います。

そして、実際にどのくらい正答率があるかを調査してみました。

その問題もこちらに置いているので、もしよかったらあなたも挑戦してみてくださいね。

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ア行

ワード 意味 正答率
居た堪れない
いたたまれない
精神的に圧力を受けて、その場にとどまっていられないこと。自分のプライドなどが影響して、辛抱してその場にいる事ができない状態。
心が痛い」と微妙に違う意味で捉えられやすいです。
正解率
32%
甘党
あまとう
お酒よりも、お菓子類などの甘いものをを好む人のこと。
現在では”お酒”の部分が抜け落ちて、「甘いものが好き」という部分だけで誤用してる人がとても多いです。⇔辛党
 
至れり尽くせり
いたれりつくせり
すべてに細かく配慮が行き届いていること。
不自由がないこと」「贅沢なサービスを受けること」と誤用をしている人が多いです。
正解率
51%
一本締め
いっぽんじめ
「パパパン、パパパン、パパパン、パン」と10回手を叩くこと。手締めのひとつ。
いよぉ~、パン」という”一丁締め”と誤用されることがあまりにも多いです。一本締めを3回繰り返すものは、”三本締め”と言います。
正解率
14%
いみじくも
いみじくも
非常に巧みに。適切に。
偶然にも」という意味で誤用されること多いですが、その場合は「奇しくも」ですね。
正解率
9%
悪運が強い
あくうんがつよい
悪事をしても、その報いをうけないこと。
運の悪い事態に遭遇しても、被害を受けない」という誤用が圧倒的に多いです。
 
圧巻
あっかん
書物や催し物のなかで、最もすぐれている部分のこと。
とても強い威力に圧倒される」という誤用が多い。
 
いそいそと
いそいそと
うれしいことなどがあって、動作がはずむ様子。
気づかれないようにこそこそと」と誤用されることがとても多いです。
 
穿つ
うがつ
本質を的確に言い表すこと。
”穿った見方”という使い方をすると、「本質を突いた見方」ではなく「疑った見方。ひねくれた見方。」と誤用されることが多いです。
御の字
おんのじ
とてもありがたいこと。
ギリギリOK」の意味で使われることが多いです。大きく見れば間違いではないですが、微妙に違います。
浮き足立つ
うきあしだつ
不安でおちつきがなくなること。
喜びで浮かれてしまい、そわそわする。」という意味で使われることがとても多いです。
王道
おうどう
思いやりのある、仁徳ある統治のこと。
定石・正攻法」という俗語の方が、本来の意味よりも使われることが多いなった。
押っ取り刀
おっとりがたな
急いで駆けつけること。
”急な出来事で、方を腰に指す時間も無かった”ことが由来なのですが、「おっとりした」と誤用されることが多いです。

カ行

ワード 意味 正答率
姑息
こそく
一時的にのがれること。その場しのぎのこと。
「姑(少しの間)」「息(休む)」の意。
大半の人が「卑怯なさま」と誤用をしています。
 
確信犯
かくしんはん
宗教的、道徳的な信念にもとづいて、本人にとっては決して悪いことではないと思って行なわれる犯罪のこと。
悪い事だとわかって罪を犯すこと」という意味での使われ方が多くなっていますが、本来の意味ではありません。
 
下世話
げせわ
世間のでよく言われる、庶民的な言葉や話。
「下世話ではこのように言われますが、、、」等と使う。
下品な」「下ネタ」といったマイナスイメージの誤用が多いです。
 
気がおけない
きがおけない
気を使ったり、遠慮したりしないこと。
「気」が「置けない」イメージから、「気が休まることが無い」「気をつかう」といった誤用が多いです。
 
檄を飛ばす
げきをとばす
自分の考えを人々に伝え、決起や行動をおこさせること。
元気の無い人に、活気づかせるため刺激を与える」という叱咤激励の意味はありません。
 
割愛
かつあい
必要なものだと思いながらも、惜しみながら捨てること。
大半の人が「不要なものを捨てる」と言う「省略」の意味で使っていますが、逆の意味合いです。
 
琴線に触れる
ことせんにふれる
すばらしいものに出会い、大きな感銘や共感を受けること。
人が感動する様子を、琴の糸に触れて音が鳴る様子を例えた言葉。
大半の人が「怒りを買ってしまう」と誤用をしています。
 
元旦
がんたん
1月1日の午前中のこと。
1月1日の丸一日のことは「元日」になります。
「旦」という漢字が、地平線から出てくる日の出に似ているからこの言葉ができました。
 
奇しくも
くしくも
偶然に起こった出来事を不思議に思うこと。偶然にも。
「奇しくも、その日は彼の命日だったのです」等。
惜しくも」「悔しくも」と誤用をしている人が多いです。
正解率
51%
辛党
からとう
お菓子類などの甘いものより、お酒を好む人のこと。もしくは、お酒が大好きな人。
辛いものが好き」という誤用してる人がものすごく多いです。⇔甘党
 
小春日和
こはるびより
秋(11月~12月上旬頃)の、春のように穏やかな気候のこと。
春先の暖かい日」と誤用している人がとても多い言葉です。”小春”とは、晩秋から初冬を指します。
 
逆鱗に触れる
げきりんにふれる
上司や先生等の目上の人に逆らって激しい怒りを買うこと。
相手は誰であっても「激しく怒らせること」という意味で使われることが多いです。
 
気が置けない
きがおけない
気を使う必要がない、遠慮する必要が無いさまのこと。
気が休まらない」といったマイナスイメージで誤用している人が多いです。⇔「気が置ける」
 
心やり
こころやり
憂さ晴らし。ふさいだ気持ちを晴らすこと。
気遣い」と誤用されることが多いです。
 

サ行

ワード 意味 正答率
失笑
しっしょう
思わず笑い出すこと。おかしくて、つい噴出してしまうこと。
大半の人が「小馬鹿にして笑う」「軽蔑して笑う」というと誤解をしています。
 
ぞっとしない
ぞっとしない
おもしろくないこと。感心しないこと。
「ぞっとする」という言葉の影響から「恐ろしくない」と誤解をしている人が多いです。
 
敷居が高い
しきいがたかい
相手に不義理なことをしてしまい、その人の家に行きにくいこと。
大半の人が「上品すぎたり、高級すぎたりして入りにくい」と誤解をしています。
 
潮時
しおどき
何かをする時に、ちょうどよい時期。
「投手交代の潮時」「潮時を見計らう」といった使い方では、大半の人が「辞め時」「引き際」とマイナスの意味に誤用しています。
 
恣意的
しいてき
気ままで自分勝手なさま。
わざと、作為的に」と誤用されることが多いです。
 
すべからく
すべからく
当然、しなければならないこととして。
全て、みんな」と誤用をしていることが多いです。
 
節操がない
せっそうがない
信念がない。一貫した行動基準を持たない。
落ち着きがない」と誤用をしている人が多いです。「性的な道徳心が弱い」という意味の使い方も、決して間違いではありません。
正解率
19%

タ行

ワード 意味 正答率
知恵熱
ちえねつ
生後1歳頃までの乳児期に突然起こる発熱のこと。
大半の人が「深く考えたり、頭を使いすぎて起こす発熱」と誤解しています。本来、大人には使いません。
 
他力本願
たりきほんがん
自分の力ではなく、阿弥陀の本願のお力によって救済されるという意味。
よく使われる「他人任せにする」とい意味は、現在では辞書でも2番目の意味として掲載されています。
 
断末魔
だんまつま
死の間際のこと。
死ぬ寸前にあげる大きな悲鳴」と誤用されることが多いです。本来の意味に”悲鳴”は入っていません。
 
天地無用
てんちむよう
上下を逆にしてはいけないこと。
上下を逆にしてもOK」と誤用している人がたまにいます。全く逆ですね。
 
陳腐
ちんぷ
ありふれていて、平凡でつまらないこと。古くさいこと。
品質が低いもの、くだらないもの」と誤用をしている人がとても多いです。”腐”という字が誤解を招きやすいですね。
 

ナ行

ワード 意味 正答率
煮詰まる
につまる
十分な議論を経て、結論をだせそうな状態のこと。
本来は「煮て水分が無くなる」の意で、料理の完成に近い状態のことから転じています。
大半の人が「物事が行き詰まる」と誤用をしています。
なし崩し的
なしくずしてき
物事を少しずつ片付けていくこと。
元々は借金を少しずつ返済していく意味でした。
適当に」「曖昧に」といった誤用がとても多いです。
鳴かず飛ばず
なかずとばず
①実力ある人が、じっと活躍のタイミングを待っている様。②全く活躍できないでいる。
現在では②の意味で使われることがほとんどです。
にやける
にやける
男性が、女性のような色っぽい様子や姿をすること。
転じて「浮ついた」という意味にも。
大半の人が「薄笑いを浮かべる」と誤用をしています。それは「ニヤニヤする」ですね。
俄か
にわか
物事が急に起こるさま。突然。突発的に。
「にわかファン」で使われていることから、「知識がうすい」等と誤用されることが多いです。
「にわか雨」=「急に振り出してすぐやむ雨」
正解率
35%
情けはけは人の為にならず
なさけはひとのためにならず
人の為に尽くすと、いずれは回り回って自分の為になること。人に情けはかけるべき。
優しくすると、その人の為にはならない」と思っている人がとても多いです。間違いの代表みたいな言葉ですね。
煮え湯を飲まされる
にえゆをのまされる
信頼している人に裏切られ、ひどい目に遭うこと。
敵からひどい目に遭うこと」と誤用されることが多いです。

ハ行

ワード 意味 正答率
破天荒
はてんこう
だれもできなかったことを、はじめて達成すること。
「天荒(未開の荒地)」を「破る」という意味。
大半の人が「大胆で豪快である様」と誤用をしてます。
 
話のさわり
はなしのさわり
話などの要点のこと。映画や作品の名場面や見所のこと。
「曲のさわり」なら、Aメロではなく、サビに相当します。
大半の人が「話の導入部分」と誤用をしています。
 
憮然
ぶぜん
絶望・落胆してどうすることもできない様子。失望でぼんやりする様子。
大半の人が「不機嫌な、腹を立てた顔つきや態度」と誤用をしています。
爆笑
ばくしょう
大勢の人が大声で笑うこと。
本来は1人で笑う時には使えませんが、近年では、人数の概念が少しずつなくなってきています。
微妙
びみょう
①趣深く、何ともいいがたい味わいや美しさがあること。②どちらともいいがたいくらい際どいこと。
①の意味ではほとんど使われることはなく、②の意味が大半です。
近年では「どちらかといえば良くない」というマイナスの意味で使われる事も多いですが、本来とは真逆の意味です。
ハッカー
ハッカー
パソコンなどの情報機器に精通した人のこと。
情報機器を使って犯罪行為を行う人(クラッカー)」と誤用去ることがとても多いです。

マ行

ワード 意味 正答率
操(みさお)
みさお
①意志を貫くこと
②女性が貞操を守ること です。

「操縦」「操作」などのイメージからか、「男をうまく操る女性」と間違っている人もいるようですが、そもそもの意味を知らないという人も多い言葉です。名前に付けている人も多いくらい、本来はとても素敵な意味の言葉ですよ。
正解率
60%

ヤ、ラ、ワ行

ワード 意味 正答率
やぶさかではない
やぶさかではない
前向きに、積極的に「やりたい」と思うこと。
気が進まない」「あまりやりたくない」と誤用している人も多いですが、それは「やぶさか(吝か)」に相当します。「ではない」と打ち消しているので逆の意味になります。
 
役不足
やくぶそく
役者が実力あるのに、役の方が軽く釣りあわないこと。
大半の人が「当事者の力量不足」という、本来の真逆の意味で使っています。
 

問題集

今回、実際に行った問題をここにまとめておきますね。

70%以上正解すれば、十分な知識があると言って良いと思います。

『操(みさお)』の意味とは?

  1. 浮気性の女性
  2. 男をうまく扱って手玉にとる
  3. 女性が貞操を守ること
  4. あやつり人形のこと

『にわか』の意味とは?

  1. 知識が薄い
  2. 急に
  3. 2つに分かれている
  4. 自我が足りない

『いみじくも』の意味とは?

  1. 並々ではない
  2. 巧みに
  3. 偶然にも
  4. 不吉なことに

『居た堪れない(いたたまれない)』の意味とは?

  1. 愛おしくてたまらない
  2. もうその場所から動けない
  3. とても心が痛い
  4. その場所にい続けることができない

飲み会の最後で、『最後は、一本締めで会を終えたいと思います。お手を拝借、いよぉ〜』 のあと、どのように手を叩きますか?

  1. パンって、大きく1回
  2. パンパンと、大きく2回
  3. パパパン パパパン パパパン パン
  4. 実は、これ以外に正解がある

『くしくも、彼と同じ意見だった。』という文で、『くしくも』はどのような意味だと思いますか?

  1. 何度も言いますが、
  2. 悔しいことに、
  3. 偶然にも、
  4. あの時と同じように、

『節操がない』の意味とは?

  1. ふしだらである
  2. 落ち着きがない
  3. 信念がない
  4. 浮気や不倫に抵抗がない

『至れり尽くせり』の意味とは?

  1. 不自由がないこと
  2. 細かく配慮が行き届いていること
  3. 贅沢なサービスを受けること
  4. 人のために尽くすこと