クリスマスは、なぜ当日の25日ではなく24日の方が盛り上がるの?

12月25日って、もう言わずと知れたクリスマスですよね!

イエス・キリストの降臨(誕生)をお祝いする日です。

仏教の国、日本でもなぜか大人気のイベントですね笑

ここ数年はクリスマスイベントの人気がますます過熱して、11月の中旬からジングルベルが流れ始めて、12月はクリスマス一色です。

1年のうち2ヶ月近くももクリスマスモードという異常事態になっています。

でもクリスマスの盛り上がりで、1つすごく不思議なことがありますよね。

なぜクリスマス当日の「25日」ではなくて、前日の「24日」が一番盛り上がるのでしょうか?

普通は誕生をお祝いするなら、、、当日の25日のはずですね。

ですが徹底的に調べたところ、、、

12月24日がメインでお祝いする日で正しいことがわかりました!

その理由は、意外なところにあったのでまとめていきますね!

前日の24日の方が盛り上がる、本当の理由

クリスマス・イブの意味

このナゾを解くために、「クリスマスイブ」の「イブ」の意味を知ることから始まります。

まず、1つだけ質問させてください。

「クリスマス・イブ」の意味を知っていますか?

と聞いたら、「そんなもん知ってるわ!」って怒る人がたくさんいそうですね><

でも、、、一度、下記の中から正解と思うものを選んでくださいね。

クリスマス・イブの本当の意味は、次のうちどれですか?

  • クリスマスの前夜祭
  • クリスマス当日の夜
  • キリストの誕生日
  • クリスマスの晩餐会

答えは決まりましたか?

実はこの質問、4択問題にもかかわらず、正解者はたったの9%しかいなかったんです。

答えはこんな感じで割れましたよ。

  • 57% クリスマスの前夜祭
  •  9% クリスマス当日の夜
  • 20% キリストの誕生日
  • 14% クリスマスの晩餐会

ダントツで少ないですが、正解は「クリスマス当日の夜」という意味なんです。

クリスマスとは、もちろん「クリスマス当日」という意味ですね。

そして、「イブ」って「夜」という意味なんです。

「イブ」=「eve」=「evening(夜)」

なので、クリスマスイブとは、”クリスマス=25日当日” ”イブ=夜”なので、「クリスマス当日、12月25日の夜」ということになりますね。

当日の夜って、25日じゃない!?日本では24日がクリスマス・イブだよね!?と思う方も多いと思います。

では次に、そのナゾを解き明かしていきましょう

クリスマス・イブの背景

上記の意味からすると、日本では、24日を「クリスマス・イブ」と呼んでいるのは、間違っているように思いますよね。

確かに、現代からすると間違っています。

ですが、ちょっとここでキリストの時代を考えてみてください。

現代の日付って、0:00になると日付が変わりますよね。時計があるので毎日毎日正確に0:00を教えてくれます。

ですが、、、キリストの時代、時計なんてありませんでした。

もちろん正確に0:00なんてわかりません。
(当時は日時計が主流なので夜は特にわかりません)

なので、当時の人が共通して認識できる日付が変わる時が必要だったんです。

それが「日没」なんです。

太陽が沈んだら、日付が変わって翌日になるということですね。つまり、夜になるとすぐに日付が変わって翌日となるわけです。

キリストの時代に使われていたユダヤ歴は、このような日付の考え方だったんです。

現代からすると、約6時間ほど日付が変わるのが早かったことになりますね。

とすると、日没後すぐ日付がかわるということは、24日の夕方に日没すると、すぐ25日の夜がやってくることになりますよね。

ですが、現代では日没しても、もうしばらくはまだ12月24日のままです。

ここでズレが生じてしまうわけですね!

つまり、ユダヤ暦の夜は現代より”1日”日付が早いということになります。

なので、昔の風習にならって、ユダヤ暦の12月25日(現代の24日)にお祈りしましょう、、、というのが、本来のクリスマス・イブなんですね。

24日が正式なクリスマス・イブと言われるのはこのためなんですね。

「クリスマス・イブ」の時間帯と日付

時間 ユダヤ暦の場合 現代の場合
14:00 12月24日
の夕方
12月24日
の夕方
16:00
18:00 12月25日
の夜

12月24日
の夜

20:00
22:00
0:00 12月25日
の早朝
2:00
4:00

クリスマス勘違いの宝箱!本当のことを知ろう!

「メリークリスマス」っていつ使うべき言葉なの?

「merry]って言う意味は、「陽気な」「愉快な」という意味なので、「クリスマスを楽しみましょう!」といった意味になります。

ですが、この”メリークリスマス”ってかなり省略された言葉なんです。

本来は”I wish you a merry Christmas.”です。

意味は、「あなたにステキなクリスマスを過ごせますように」という意味なんですね。

なので、日本のようにクリスマス当日にしか使わない言葉だけでなく、欧米では12月初旬頃から使われているんです。

挨拶みたいなものですね。

日本で言うと「良いお年を」的なイメージでしょうか笑

クリスマスはキリストの誕生日ではない

みなさん、もう1つ勘違いしていることがあります。

12月25日って、イエス・キリストの誕生日ではありませんよ。

ただ、イエス・キリストの降臨(誕生)をお祝いしましょう!という日なんです。

たまに、キリストが亡くなった日とさらに上手の勘違いしている人もたまにいますね笑

クリスマスイブは、カップルと過ごす日?家族と過ごす日?

日本におけるクリスマスって、ほとんどがカップルと過ごすための「特別な日」となっていますよね。

ですが欧米では、カップルではなく”家族と過ごす日”という認識の人が多いようです。

中世のヨーロッパでは、日本のようにクリスマスで大騒ぎしていたのですが、世間がキリスト教の世俗化をきらったため、大騒ぎする風習はなくなりました。

それ以来、日本のようなクリスマスは無くなっていったのですね。

ですが、日本ではクリスマスが完全にイベント化し、とにかく盛り上がるようになっていますね。

宗教も文化も違うのでまったくお祝いや大騒ぎする理由や歴史はありません><

「イブ」に「前夜祭」の意味は無い

もう、「クリスマス・イブ」の意味をちゃんと説明したので間違っている人はいないと思いますが、クリスマス・イブを「クリスマスの前夜祭」の意味だと思っている人も多いようです。

中には、学校の先生が教えてくれたりした人も多いようです。

もう一度言いますが、「イブ」は「夜」のことです。「前夜祭」の意味はありません。