「瀬」というとどんなイメージでしょうか。
「年の瀬」「川瀬」などで使われたりしますし、苗字で使われることも多いですね。
ですが、「瀬」という言葉の本来の意味はほとんどの人が分かりません。
今回は、”瀬”について1分で分かりやすくまとめていきたいと思います。
1分解説
「瀬」の意味
川で、歩いてわたれるくらいに浅い場所。浅瀬。
川の流れが急なところ。
「瀬」の使い方/解説
川としての「瀬」
一般的なイメージは、歩いてわたれるほど浅く、川の流れの速い場所を指します。
川は、流れが急なところがあれば、緩やかなところもあって、クネクネ曲がりながら緩急を繰り返して下流へと流れていきます。
その”急”な部分を「瀬」と呼びます。
そして”緩”の部分を「淵」と呼びます。
また、この意味を例えで利用した「年の瀬」という言葉もあります。
これは、川の速い流れという意味から、”年末のあわただしい時期”を表現している言葉ですね。
バタバタはしているけれども、決して乗り切れないほどではないバタバタ感をイメージできる上手な表現ですね。
立場としての「瀬」
自分が置かれている立場にも「瀬」が使われます。
「立つ瀬が無い」という使い方なら、面目・立場を失って苦境に陥っている様子のことを言います。
機会としての「瀬」
この意味では、「逢瀬(おうせ)」という言葉があります。
逢瀬とは、愛し合う男女が人目を忍んで密かに会う機会のことを言います。
本来はロマンチックな言葉であるはずですが、週刊誌とかでも芸能人の密会に使われたりしてイメージが微妙になっていたりしますね笑
類語・対義語
類語
- 急流
- 激流
「瀬」に比べるとやや激しいイメージはありますが、近い言葉ではあります。
対義語
- 淵
対義語は「淵」で、水流が緩やかなところを意味します。
もっと理解を深めるための雑学
上記のように、「瀬」とは川の急な流れのことを指します。
そして「川」にはその規模によってたくさん呼び方があります。
川の種類を、画像を使いながら説明したので、ぜひこちらも合わせて確認しておいてくださいね。