「にわかに」の意味とは? わかりやすく1分で解説

「にわかに」ってよく聴きますね。

「にわかに信じがたい」とかでよく使われますが、実はあまり正確な意味を知られていないのが現状です。

今回は、分かりやすく1分で読めるようにまとめてみました。

1分解説

「にわかに」の意味

急に。すぐに。

「にわかに」の解説

「にわかに」を漢字で書くと「俄かに」「俄に」と書きます。

この「俄(にわか)」という字はの意味は、「急に変化が現れたり、動作をする様子」のことです。

なので「にわかに」というと、「急に」とか「すぐに」という意味になります。

「にわかに」の使い方

「にわかに」の最も有名な使い方は、

「にわかには信じることができない。」

ですね。

これは、「すぐに信じることができない」という意味になります。

「カンタンには信じれない」「あまり信用できない」と誤解をしている人も多いので注意が必要です。

「にわか」の使い方

「にわかに」ではなく、「にわか」だと、更によく聞く言葉になります。

一番有名なのが「にわか雨」ですね。

突然、思いがけず振り出す雨のことです。

また、「にわかファン」という言葉もよく聞くと思います。

これは、「知識の浅いファン」とほとんどの人が勘違いをしていますが、本来の意味は「突然ファンになった人」という意味になります。

例えば、あるチームが優勝に近づいてニュースなどで話題になったら、昨日までほとんど興味もなかったのに、”突然”便乗してファンになる人のことですね。

2017~18年あたりの広島東洋カープには、”にわかファン”が爆発的に増えて話題になりました。

また、普段サッカーのことなんて全然知らないのに、ワールドカップになると突然大騒ぎを始めるファンのことも、まさに”にわかファン”と言って良いでしょう。

類語・対義語

類語

  • 突然
  • 急に
  • いきなり

対義語

  • 徐々に
  • 緩やかに

「急に」の反対なので、このあたりが対義語になるかと思われます。

「にわかファン」の意味だったら、「古参」といった言葉が対義語に近くなるかもしれません。

もっと理解を深めるための雑学

俄狂言(にわかきょうげん)とは?

俄とは、”俄狂言”の略で、江戸から明治にかけて流行った、宴会や路上で行われる即興の芝居のことです。

これは素人が演じる狂言なので、「茶番」とも呼ばれることがありました。

この俄狂言は、突然路上で始まって注目を集めたので、「にわかに始まる」という意味から「俄(にわか)」と呼ばれるようになったという言い伝えもあります。