「旋律」って何のことか分かりますか?
旋律を理解するためは、この問題をするのが最も分かりやすいと思います。
下記の中から、最も遠く、あてはまらないものを選んでくださいね!
①モチーフ
②ハーモニー
③メロディ
④フレーズ
この問題の正解率は、わずか30%でした。
問題の解説と、1000人が選んだ答えの比率をページの最後に掲載しています。
読み進めてもらったら答えが分かるので、最後にぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!
「旋律」とは?
言葉の意味
旋律とは、下記の2つの漢字の組み合わせです。
①旋=ぐるぐるまわる。
②律=音の高さ。
by デジタル大辞泉
音の高さが、ぐるぐる回っているという意味なのでしょう。なんとなくイメージはできますね!
英語の「メロディ(melody)」とほぼ同義になります。
また、短い旋律である「フレーズ(phrase)」や「モチーフ(motif)」も近い意味になりますが、合致しているというわけではなさそうです。
旋律が成立するためには
旋律と呼ばれるようになるには、「音の高さ」と「音の長さ」を持つ音符が2つ以上あれば成立します。
つまり、玄関の「ピンポーン」というインターホンのように、音の高さと長さをもつ2つの音が存在すれば、最も短い旋律となると言って良いでしょう。
補足:”現代音楽”と呼ばれるジャンル中には、1音だけの楽曲であったり、1音も鳴らさない「4分33秒」という楽曲も存在しますが、これらは例外と考えてください。
音楽の三大要素の1つ
旋律とは、「リズム」「ハーモニー」と並んで、音楽の三大要素のひとつです。
全ての音楽は、この3つがもとになっています。
音楽の三大要素
- 旋律(メロティ)
- 律動(リズム)
- 和音(ハーモニー)
この3つの要素は、それぞれがそれぞれに影響を与え合っていて、特に「旋律(メロティ)」と「律動(リズム)」は密接な関係性があります。
例えば、「旋律」は複数の長さ・高さの違う音のの組み合わせによってできるのですが、その結果、、、
必ず「リズム」が生まれます。
また、「リズム」から見ていきましょう。
例えば、リズムセクションを口で言うと、「ドンドンターン」とか「トンタントトタン」という表現をしますよね。
この口で言ったリズム1音1音には、必ず音程がついていると思います。
それが、、、シンプルすぎますが、1つのメロディのようなものですよね。
旋律とリズムは切っても切れない関係であるといえます。
また、リズムは日本語で「律動」と呼ばれます。
つまり、、、”旋律”が”動く”と書きます。
昔の人は、しっかりと音楽の本質がわかっていたということですよね!
見事な漢字の使い方だと思います。
また、「和声(ハーモニー)」も、和声やコード進行だけピアノで引くと、どんなロングトーンであっても、そのトップノートがメロディのように聞こえると思います。
このように、それぞれの音楽の要素は複雑に絡み合って、音楽が成り立っています。
つまり音楽とは、何十何百種類の旋律の組み粟によって成立しているとも言えると思います。
まとめ
問題の答え
では最後に、冒頭の問題の答えを見ていきましょう
1000人の回答も気になるところですね!
下記の中から、最も遠く、あてはまらないものを選んでくださいね!
・31% モチーフ
・30% ハーモニー
・25% メロディ
・15% フレーズ
正解は「ハーモニー」でした。
ハーモニーは「和音」という意味ですね。
それ以外は全て、「旋律」であったり、「短い旋律」という意味が含まれています。
正解率はわずか30%と、かなり難しかったようです。