「守銭奴」の意味とは? わかりやすく1分で解説

守銭奴って意外によく聞く言葉ですよね。

「ケチな人」に良く使われるイメージですが、実際のところはケチとは結構ニュアンスは違います。

やや使い方が難しい言葉なので、ここでしっかりと理解しておきましょう!

1分解説

「守銭奴」の意味

「しゅせんど」と読みます。

お金を貯め込むことに異常な執着する人
貪欲でけちな人

守銭奴とは、こういう字から成り立っています。

「銭」=お金

「守」=他から侵されないようにする

「奴」=”人”をいやしめて言う語

つまり、「お金を人から取とられないように守る、卑しい人」という意味です。

ポイントは「奴」という字が使われいることろで、”蔑んで見られている”ということですね。

かなりマイナスイメージの強い言葉だということがわかります。

なので、「倹約家」というややプラスイメージのある言葉とは全く言いかえができないということになりますね。

「守銭奴」とは?

守銭奴のイメージを言うと、頭の中がお金に支配されてしまい、奴隷のようにずっと「貯金」「貯金」と言っているような人のことですね。

お金の話になると突然人格が変わったり、貯金通帳を見ながらニヤニヤしているような人のことです。

極端な話では、「人よりもお金を愛してしまった」という表現が合うかもしれませんね。

また、このあまりにも行き過ぎた倹約ぶりによって、”他人に迷惑をかける”というニュアンスも含まれています。

一番お金を持っているのに、飲み会ではキッチリ1円単位でワリカンをしたりするような人のことですね。

迷惑ですよね笑

「ケチ」との違い

「ケチ」とは、「金品のものおしみが強い」人のことを指すので、かなり意味が似ていますが、ニュアンスは少し違います。

同じケチでも、下記のようになってくると「ケチ」の範疇を超えてくると思います。

  • お金がたまることに異常な喜びを感じる人
  • 他人に迷惑をかけるほど倹約が行きすぎている人

「守銭奴」を言い換えなければならない時

このように、守銭奴はひどくマイナスイメージの言葉です。

なので、間違えて使うと大変なことになります。

大喧嘩になりかねません。

ですが社会人になると、しかもある程度の地位になると、どうしても会話の中で守銭奴な人のことを言わなければならない時が少なからずあります。

なので、心の中で「守銭奴」だと思っても、本人の目の前であったり上司だとしたら、あたりさわりのない言葉で言い換えなければなりません。

  • 「さすが倹約家ですね」
  • 「計画的な資産管理が上手ですね」
  • 「貯蓄の天才だと思います」

といった言葉でうまくしのぎましょう!

「守銭奴」ってどんな人?

では、このお金に支配された守銭奴とは、どんな特徴があるのでしょうか?

ざっとまとめてみました。

①1円でも損をしたくない

とにかく損をすることに異状に拒否反応をします。

飲み会だったら、10円単位まで、ひどい時は1円単位でワリカンをしようとしたりすることもあります。

もちろん、お金を貸すなんてありえません。

ものごとをすべて損得で考えているのかもしれませんね。

②人の為にお金は使わない

誕生日とか、記念日などにプレゼントをもらうとうれしいですよね。

守銭奴な人は、人を喜ばせようという気持ちよりも、お金を貯める方を優先するので、まず人の為に何かを買ってあげるなんてことは極端にしたがりません。

ですが、全くお金を使わないかというとそういうわけでもなく、自分のためだったら意外にすんなりと使ったりするんですね。

セールなどの割引だったらバンバン買ったりする人もいます。

③意外にお金持ちが多い

お金に執着があるので、お金が貯まることや儲かることには全精力を上げて取り組みます。

会社の経営者には向いている性格ですよね。

なので、社長のようなお金持ちな人ほど守銭奴である傾向もあります。

類語と対義語

類語

対義語

「吝嗇家」の対義語である「浪費家」が近いニュアンスではありますが、正式な対義語としては特に設定はされていないようです。