「おんぶに抱っこ」の意味とは? わかりやすく1分で解説

「おんぶに抱っこ」って、たまーに聞く言葉ですが、イザ会話の中で出てくると意外にピンと来ない言葉です。

ただ、何となくは分かりますよね。

今回は、「おんぶに抱っこ」について、わかりやすく1分で読めるようにまとめてみました。

1分解説

「おんぶに抱っこ」の意味

何から何まで人の世話になること。他人の好意に甘えて頼り切ること。

by デジタル大辞泉

「おんぶに抱っこ」の使い方/解説

「おんぶ」「抱っこ」というと、子供の頃に誰もが親にしてもらった経験がありますね。

まだ全く歩けない赤ちゃんの時は、移動の時は必ず、「おんぶ」か「抱っこ」をしてもらったと思います。

まだ歩けないなら、もちろん仕方がありませんが、、、もし歩ける状態になっても、「おんぶ」や「抱っこ」をせがんできたらどうでしょうか?

自分でできるはずなのに、親に甘えて頼っているということですよね。

でも親だったら、ついつい甘やかして抱っこしてしまう人も多いのではないでしょうか。

このように、子供が甘えてくる様子をたとえてできた言葉です。

なので、「おんぶに抱っこ」とは、一方的に何から何まで人の世話になって頼っている状態人の好意をに甘えて頼り切ってしまう状態を意味します。

使い方としては、このように使います。

  • あの社長は、親である会長におんぶに抱っこだから、居てもいなくても同じだよ。
  • 私は30歳になっても親におんぶに抱っこ状態だから、そろそろ家を出たいと思う。

また、「おんぶに抱っこ」には、「おんぶにだっこに肩車」というさらに上級の意味を表す言葉があるようです。

「おんぶに抱っこ」と「至れり尽くせり」の違い

では、同じく自分でする作業や仕事がない状態となる、「至れり尽くせり」とはどのように意味が違うのでしょうか。

「至れり尽くせり」とは、「配慮が行き届いていて、申し分がない」という意味です。

つまり、配慮が行き届いているから、こちらはする手間が省ける、する仕事がないということになるので、決して頼っているわけではないんですね。

むしろ、サービスが良いという、相手への良いイメージや高い評価を意味する言葉です。

逆に「おんぶに抱っこ」は、おんぶされている受け手側のマイナスイメージを意味する言葉になります。

「至れり尽くせり」って言葉の意味は、実はあいまいにしか覚えている人がいないんです。 テストの結果、ちゃんと意味が分かった人はわずか51...

類語・対義語

類語

  • 依存する
  • 任せっきり
  • 他力本願
  • 人頼み
  • 甘える

対義語

特に対義語