オーソリティっていう言葉は、最近はニュースや本でも結構聞くようになったのですが、、、意外にピンとこない言葉ですよね。
意味があやふやなまま次のニュースへ進んでしまうなんてこともしばしばで主。
今回は、オーソリティについて2分で分かりやすく解説をしたいと思います。
1分解説
「オーソリティ」の意味
スペルは「authority」になります。
オーソリティには、細かく分けると10種類以上の意味がありますが、この5つさえ知っていれば、ほぼ困ることはありません。
①ある分野における「第一人者」。
②権威。威信。
③権限。職権。
④権限を持った政府系の機関
⑤出典。
①ある分野における「第一人者」
「あの人は、脳外科会の”権威”だからだれも逆らえないんです。」
という言葉は、ドラマでもおなじみのフレーズですよね。
この”権威”の意味でオーソリティーが使われます。
具体的な意味としては、「地位・人格・専門技術などにおいて、あまりにも高い信頼度があるので、周りの人が服従してしまうほどの威力のこと」です。
例えば、あなたが目指している業種の誰もが認めるトップの人が、あなたの話を聞いてくれることになったとします。
もちろん、あなたも尊敬し憧れを持っています。
きっと、当日はガチガチになって緊張はマックスになることでしょう。
そして、その方からのアドバイスをもらえると、何の疑いも無く、信じてしまうかもしれません。
こういった、その人をあまりに信頼するがゆえに、自然と感じてしまう力。
これが権威であり、「オーソリティ」となります。
”権威”って不思議ですよね。
例えば「肉体的な力」だったら、測定によってハッキリした数字で比べることができますが、「権威の力」は何も測定できるものがありません。
つまり権威とは、「権威のある人」自身が持っている力ではなく、そのまわりの人が、その人の価値を評価することによって生まれるものなんです。
あなたが最も尊敬する師匠がいたとします。
もしその師匠の知識や功績を知らなければ、電車の中ではじめて会ってもきっと緊張しないはずです。
「オーソリティ」とは、周りの人の心の中に生まれる力なんですね。
②権威
オーソリティを直訳すると「権威」です。
「他の者を服従させる威力」という意味なので、ほぼ①と同義ですね。
③職権・権限
「彼は、君を簡単に刑務所送りにする権限を持っているんだよ、、、」
こんなのは、、、絶対聞きたくないイヤな言葉ですよね。
この時の”権限”の意味でもオーソリティは使われます。
オーソリティは、このような重い話がしっくり来ますが、、、もっと身近なことにも使われます。
「申し訳ございません、私には値引きする権限がないんです。ちょっと上司とかけあってみますね。」
という時にも使うことができます。
つまり、幅広く「与えられた権利・権限」のことですね。
④権限を持った政府系の機関
行政的な権力がある「官庁」「当局」、また「警察」に対してもにも使われることがあります。
おそらく、「権力・権威がある」「権限が与えられている」という意味から転じていったものなのでしょう。
この意味で日本語に訳すと、「国家権力」とかになるのかもしれませんね。
⑤出典
そんなに頻繁には使われませんが、「出典・引用」としての意味もあります。
このネタは、どこから持ってきたのかという「情報源」のことですね。
「信用がある」という意味から転じたものだと思われます。
「オーソリティ」の例文
- あの先生は、脳外科におけるのオーソリティです。
- 映像音楽界のオーソリティと言えばだれですか?
まとめ
やはり「オーソリティ」はカタカナ語として使いづらいですね。
やっぱり、日本語で「権威」という言葉の方がしっくり来ます。
ですが、ついつい一般的ではない言葉を話したがる方々もいらっしゃるので、ちゃんと話についていけるようにしておきましょう。