アンバサダーとは? 意味と使い方を、1分でわかりやすく解説

2018年ごろから、急に「アンバサダー」という言葉が使われ始めました。

「タレントの○○さんが、アンバサダーに任命されました」というように、テレビや雑誌でも当たり前のように使われてます。

ですが、意外にも正確を意味を知らない人が多いので、わかりやすい解説と、知って多くと得する情報をまとめたいと思います。

アンバサダーの意味

アンバサダーは、日本語に直訳すると「大使、使節、代理」です。

そして「大使」とは、”国を代表する、外交の最上位の役職”という意味ですね。

ですが、最近よく聞く「アンバサダー」とは、もちろんこの”外交の最上位の役職”という意味ではりません。

この意味から転じて「自治体・機関・企業といった団体から任命された、広報活動を行う人」という意味で使われています。

例えば、「タレントの○○さんが、トヨタ自動車大使に任命されました。」という使われ方をすると、○○さんがトヨタ自動車のイメージキャラクターに決まりましたというような意味になります。

つまり「広報大使」ですね。

有名な人の知名度を借りて、商品の広報やPR活動をしてもらおうという戦略のことです。

どのくらいの人が、「アンバサダー」の意味を正確に知ってるの?

では、どのくらいの人が正確に意味を知っているのでしょうか?

10~30代の男女1500人にアンケートを取ってみました。

2019年4月現在

  • 32% 正確に意味を知っている
  • 27% あやふやだけど、何となくわかる
  • 41% わからない

※10~30代の男女1500人にアンケート

2019年4月の段階では、やや「わからない」という人が多いようですね。

まだ、知らなくても全然恥ずかしいことではない、、、というくらいでしょうか。

アンバサダーにまつわる雑学

アンバサダーが使われている言葉

アンバサダーホテル

日本では、「ディズニーアンバサダーホテル」で聞いたことがある人もいるかもしれません。

これは、もちろん「ディズニーが”広報”しているホテル」という意味ではなく、「大使」という本来の意味での使われ方です。

「国家を代表する”大使”へと同じくらいに、手厚くおもてなしをします」という意味をこめてつけられているそうです。

ですがまた、こういった説もあるようです。

1925年に開かれた万国博覧会で、これに訪れた世界各国大使が指定されたホテルに泊まりました。その泊まったホテルが当時流行っていた「アールデコ様式」で、それに感動した大使たちが自国に戻ってその評判を伝え、広がっていたということから、アールデコ様式のホテルに「○○○アンバサダーホテル」と呼ばれるようになりました。

日本のディズニーアンバサダーホテルもアールデコ様式です。

アンバサダーマーケティング

近年、ビジネスの世界で注目を集めている手法です。ツイッターやインスタをはじめとするSNSで、「口コミ」を狙ったマーケティングのことです。

ある商品について、より熱心で心酔してくれているファンの方「アンバサダー」から、良い評判をどんどん拡散させて情報を集めていこうという戦略ですね。

よく間違われやすい「インフルエンサーマーケティング」との違いは、インフルエンサーマーケティングが「量」を重視しているのですが、アンバサダーマーケティングは「質」に重視しているところです。

ブランドアンバサダー

いわゆる広報大使です。先程説明増したが、ブランドイメージに合うタレントを起用し、商品のPRをしていこうという戦略ですね。

英語ではどう書くの?

英語で書くと「ambassador」と書きます。