ある会社の商品をPRする時、ある人物を仲介して世の中に広めていく戦略があります。
その人物って、実は、「インフルエンサー」「アンバサダー」「エヴァンジェリスト」と様々な呼び方があって、それぞれ全然意味が違うんです。
今回は、この仕事内容について詳しく解説していきたいと思います。
それぞれの意味の違い
インフルエンサー
「影響力のある人」という意味で、「消費者に購買意欲を与える人」のことです。
若者のテレビ離れが深刻になってくるほど、現在の若者はSNSを使ったコミュニケーションが主流となってきています。そのSNSには、必ずフォロワーという機能がついており、ネットで人気のある人にはどんどんフォロワーが集まってきます。
インフルエンサーは、そのフォロワーに向けて、商品をPRして消費を促します。
アンバサダー
本来の「大使」という意味から転じて、「自治体・機関・企業といった団体から任命された、広報活動を行う人」のことです。
「タレントの○○さんが、ネスカフェアンバサダーに任命されました」とニュースなどで聞いたことがあると思います。この場合、その商品のイメージキャラクター、または広報大使に近いイメージです。
エヴァンジェリスト
「伝道師」という意味で、「自社商品の物事の価値を人に広く伝える人」のことです。
これはほぼIT業界に限定された職種になります。IT業界の新商品って、あまりに複雑で、あまりに難解なので、ちょっと説明をしたくらいでは本当の価値を伝えることはできません。
なので自社商品をPRするためには、自社製品はもちろんんこと、他社製品まで広く専門知識を持ったエキスパートが必要不可欠です。
この人たちはエヴァンジェリストと呼ばれ、プレゼンテーションやセミナーを行って、幅広い人に自社製品の価値を広めていこうとします。
各役職の違い一覧 まとめ
インフルエンサー | アンバサダー | エヴァンジェリスト | |
影響力の 大きさ |
△ | ◎ | ○ |
必要な 人気 |
○ | ◎ | × |
商品への 熱意 |
△ | △~◎ | ◎ |
必要な 専門知識 |
× | × | ◎ |
企業からの 任命 |
○ | ◎ | ◎ |
不正の多さ | △~◎ | × | △ |
注意点
アンバサダーの意味
アンバサダーは、イメージキャラクターという意味でしたが、「アンバサダーマーケティング」になると意味が変わってきます。
この時の意味は、ある製品を熱狂的に好んでいる人を指します。
例えば、apple製品が熱狂的に好きだからSNSでapple製品の良いことをたくさん書き込んだりしている人のことです。
「大使」ではなく、「信者」に近いイメージかもしれませんね。