「シー」「オーシャン」「マリン」 の違いとは?

「海」を英語で言うと、「シー」ですよね。

では「オーシャン」や「マリン」って何ですかと聞くと、「海」という答えが返ってきます。

3つとも全て「海」を表す言葉なんです。

ですが、この3つには明確な使い分けがあるので、わかりやすく1分で読めるようにまとめてみたいと思います。

3つそれぞれの意味の違い

シー(sea)

意味

海。海岸。海浜。大きな湖。

かなり一般的な「海」のことを意味します。

海の中でも、比較的小さなものに対して使われます。

例えば、”瀬戸内海”や”地中海”といった、陸地に囲まれた広がりのない小さな”海”に使われることが多いです。

そういったところから「海岸」「海浜」という、かなり陸地に近い海の意味も含まれます。

また、海だけでなく、カスピ海や死海といった”大きな湖”にも使うことができます。

確かに日本語でも、湖ながらカスピ”海”と記載する感覚と似ているかもしれませんね。

オーシャン(ocean)

意味

大洋。海洋。(五大洋のうちの)~洋。

地球儀の大部分をして占めているような”大きな海”のことを意味します。

太平洋、大西洋、インド洋といった世界的に大きな海の「○○洋」を表す言葉です。

「sea」よりもっとスケールが大きな、どこまでも広がるような海ですね。

ですがアメリカでは、「sea」は詩的・叙情的なイメージが強く、一般的な海はすべて「ocean」として使われるようです。

マリン(marine)

意味

海の。海洋の。海に住む。海軍の。

「シー」「オーシャン」との明確な違いは、「マリン」が”形容詞”であるということです。

「”海の”スポーツ」というと、「マリンスポーツ」と言いますよね。

「シースポーツ」や「オーシャンスポーツ」とは言いません。

「海の日」も「マリンデイ」と言います。

また、マリンは形容詞だけでなく”名詞”としても使われることがあります。

名詞としてマリンが使われると意味が変わり、「海軍」や「船舶」のことを意味するようになります。

マリンだけ、文法的にちょっと立ち位置がちがうと覚えておくとよいと思います。